1. Bukchon Hanok Village
GyeongbokgungとChangdeokgungという2つの王宮に挟まれた丘陵地に位置する、韓国の伝統家屋(韓屋)が集まる地区だ。反り返った瓦屋根が並ぶ景色は、ソウルの猛烈な近代化を生き延びてきた。名前は「北の村」を意味し、朝鮮時代から貴族や上流階級の家系が暮らしてきた場所だ。1906年の調査では、世帯主の4割以上が両班(ヤンバン)と呼ばれる貴族階級だったという。現在は嘉会洞(カフェドン)の狭い路地、特に11番地、31番地、33番地あたりに保存状態の良い韓屋が密集している。ここは観光用の村ではなく、今も人々が暮らす生活の場だ。そのため、静かに見学し、私有地に入らないよう求める看板があちこちにある。ルールは必ず守ろう。観光客の団体が押し寄せる前の、平日の午前11時より前に行くのが一番いい。観光客向けの案内は17時までだが、公道はいつでも歩ける。入場は無料。ここから坂を下れば10分ほどでInsadongに着くし、東へ進めばChangdeokgungの入り口だ。西側の端にある三清洞(サムチョンドン)通りには、立ち寄りたくなるカフェやギャラリーが並んでいる。王宮の間を古い街並みを通って抜けるこの散歩道は、ソウルでも指折りの充実感がある。