1. Ban Jelačić Square
「街で会おう」と言うとき、誰もが共通の目印にする場所がある。ザグレブなら、それがこの広場だ。19世紀の総督ヨシップ・イェラチッチの騎馬像が中央に立ち、中世に家畜市場として始まって以来、街の中心であり続けてきた。1848年に現在の名前になり、その17年後に像が建てられた。今は目的地というより、交通の拠点や待ち合わせ場所として機能している。トラムが絶えず行き交い、ベンチでブレクを頬張る人がいて、周囲には帝国時代の豪華な建物と20世紀の平凡な建物が混在している。南側にあるマンドゥシェヴァツ噴水は、かつての泉の跡だ。ロータウンの公園とアッパータウンの中世の通りを繋ぐ、ザグレブの2つの顔の結節点になっている。ここで長居するよりも、位置を確認しながら通り抜けるのが正しい。ここを起点に、北へ行けばカフェが並ぶ通りがあり、北東の坂を上がればドラツ市場がある。ザグレブを歩くなら、ここを方位磁石代わりにするのが賢い方法だ。