スイス連邦工科大学チューリッヒ(ETHチューリッヒ)は、世界最高峰の工科大学の一つであり、科学技術分野における教育と研究の最先端を走り続けている名門校です。1854年2月7日にスイス連邦によって設立され、1855年10月16日に68名の学生とともに最初の講義が始まりました。当初は「連邦工科学校(Eidgenössische Polytechnische Schule)」と呼ばれていましたが、1911年に現在の名称に改名されました。
この大学が世界的に誇るのは、その卓越した研究実績です。アルベルト・アインシュタイン(1921年ノーベル物理学賞)、ヴォルフガング・パウリ(1945年ノーベル物理学賞)、ディディエ・ケロー(2019年ノーベル物理学賞)など、22名のノーベル賞受賞者がこの大学と関わりを持っています。特にアインシュタインは1896年から1900年までここで学び、1909年から1911年まで教授を務めました。現在では、120カ国以上から25,380名の学生が集まり、科学、技術、工学、数学(STEM)分野の教育研究の国際的中心地となっています。
大学には2つのキャンパスがあります。市中心部のツェントルム・キャンパスは1855年に設立された歴史的な本拠地で、建築家ゴットフリート・ゼンパーが1858年から1864年にかけて設計した荘厳な本館(HG)が象徴的な建物です。この本館やポリテラスと呼ばれる展望テラスは一般にも開放されており、チューリッヒ市街とアルプスの素晴らしい景色を眺めることができます。館内には地球科学の常設展示「フォーカステラ」もあり、月〜金曜9時から17時、日曜10時から16時(土曜休館)に無料で見学できます。
⏰ Hours
月〜金曜 6:00-22:00、土〜日曜 8:00-17:00。フォーカステラ展示:月〜金曜 9:00-17:00、日曜 10:00-16:00(土曜休館)
💰 Price
公共エリア、本館、ポリテラス、フォーカステラ展示は無料。グループガイドツアーは1人10スイスフランから。火曜夕方の公開ツアーは無料(ドイツ語のみ)
💡 Insider Tip
ポリテラスからの眺望は、特に夕暮れ時が格別です。アルプスの峰々が夕日に染まる光景は、チューリッヒで最も美しい景色の一つです。火曜日夕方には無料のドイツ語ガイドツアーも開催されています。