Muslibegović House
バルカン半島で最も保存状態のよいオスマン様式の邸宅のひとつからスタートする。17世紀後半に建てられたこの館には、ハレムの区画、セラムルックと呼ばれる接客室、そして中庭の庭園がある。ヨーロッパの多くの地域でとっくに失われた生活世界を、ここでは肌で感じることができる。厚い石壁のおかげで8月の酷暑でも内部は涼しく、彫刻された木の装飾にはオスマン貴族が求めた職人技が宿っている。この邸宅は小さなホテルとしても営業しているので、事前に予約すれば実際にここで泊まることもできる。博物館部分は日中に公開されている。時間をかけて見てほしい。この住居の静けさは、後で橋のまわりで感じる観光客の喧騒と鮮やかな対比をなす。出口から南へ、だんだん細くなる路地を抜けてバザールへ向かう。
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