1. Gros Horloge
街で最も賑やかな歩行者専用道路に架かるこの金の天文時計は、ルーアンの誇りです。そのルネサンス様式のアーチの下を何度も通り過ぎることになるでしょうが、中に入れることは意外と知られていません。内部のツアーは予想以上に充実しており、狭い塔を登りながら、今も時を刻み続ける14世紀の機械装置を見ることができます。重厚な鉄の歯車や鐘を間近で見ると、中世の技術が今も現役で動いているという事実に驚かされます。
チケットに含まれる音声ガイドは、長々と喋りすぎず、簡潔に物語を伝えてくれるので聴く価値があります。最上階の狭いバルコニーからは、大時計通りが大聖堂に向かって真っ直ぐ伸びる、定番のフォトスポットが待っています。有料の施設ですが、技術史と街の眺望を同時に楽しめるため、満足度は非常に高いです。
階段は狭くて急なので注意してください。閉所恐怖症の人や膝が痛い人は、通りから時計の文字盤を眺めるのがいいでしょう。特にアーチの下側には、羊飼いとしてのキリストが彫られています。この時計には針が一本しかありません。造られた当時は、分単位の時間はそれほど意味を持っていなかったからです。