1. La Rochelle Aquarium
旧港のすぐそばにあるこの巨大な施設が、ヨーロッパでも最高レベルの水族館と言われるのには納得の理由がある。海洋公園によくある安っぽい演出を排除し、地元の地中海から熱帯の深海まで、世界の海に深く没入できるような設計になっている。段々畑のような座席があるサメの水槽では、20分ほど腰を下ろして、シロワニやノコギリザメが音もなく頭上を通り過ぎるのを眺めていられる。外のヨットハーバーの喧騒を忘れさせてくれる、瞑想のような時間だ。
雨の日には最高の逃げ場になるが、それはつまり、天気が崩れると非常に混雑することを意味する。人混みを避けるなら、ランチタイムの隙間(12:30〜14:00)か、夏の間は夜遅くの延長営業時間を狙うのが賢い。ラ・ロシェルの観光スポットの中では入場料が一番高いが、巨大な水槽のスケールやサンゴの展示の状態の良さを見れば、その価値は十分にある。刻々と色を変える照明に照らされたクラゲのトンネルは、まさに生きたアートだ。
子供向けの展示も充実しているが、決して子供だましではない。解説は科学的でありながら分かりやすい。ツアーの最後にある湿度たっぷりの熱帯温室を抜けると、上階のカフェからはヨットの帆が並ぶ港の景色が見える。水中を旅した後に、現実の港へと戻ってくるこの感覚がいい。