1. Château de Rocamadour
谷の底から見上げれば、この要塞は垂直の村の頂上に輝く王冠のように見える。実際に近くまで行ってみると、そこは地域一番の展望台だ。ここへ来る目的は私有地である内部の部屋を見ることではなく、城壁の上を歩くことにある。壁の上からは、数百メートル下のアルズー峡谷の底まで、崖を垂直に見下ろすスリル満点の景色が広がっている。
防衛壁は14世紀にまで遡り、聖域と巡礼者たちがもたらした莫大な富を守るために築かれた。矢を放つための隙間や、寄せ付けないほどの急斜面からは当時の戦略的な意図が伝わってくる。村の中よりも風が強く、世界の端に立っているような感覚を味わえるだろう。
物理的にどのスポットよりも高い場所にあり、登頂の最終ステージのような存在だ。足が疲れていればエレベーターで来ることもできるが、周囲を歩いて回れば、乾いた台地と緑豊かな谷が交わるコース地方のパノラマが待っている。